興味深いですな その5
●○コカ・コーラの神話
「Coca Cola」と2つの主成分を表しつつ、韻を踏んだネーミング。
女性のボディラインをイメージさせるという独特のビンの形(かと思えぱ男性のシンボルだという説もあったそうです)。
「デリシャス・アンド・リフレッシュ(おいしく、さわやか)」の単純明快な宣伝コピーと、その長期間にわたる繰り返し。
黒い飲料とそれにまつわる噂や秘話。
製造方法の秘密主義や、麻薬、さらには「歯をとかす」「精力を減退させる」といったマイナスの噂までが、結果的に"広告"として機能し、さらには、そのロゴマークや広告のイメージを消費者がなぞり、あるいは時代やアメリカの記号としてアーチストたちが採用し、パロディ化し、ファッションとして消費していきました。
そこでは、産業革命以後の近代社会が、そののちに「消費者」という名で呼ばれることになる顧客・大衆に向けて、大量に作り出された規格品を平等に配分し交換するための、必要欠くべからざる手段としてのマス・コミュニケーションー広告の働きが、きわめてシンボリックに、なおかつ、あますところなく巧みに、繰り広げられたといっていいと思われます。
広告は公告であり報告でもあったのかも。