興味深いですな その8
広告がそこでしたことは、一つのイメージの繰り返しと馴致であり、そこに、言葉が、絵が、写真が、あらゆる美と精神と技術が動員されることになりました。
イメージや記号の旺盛なる消費者である私たちは、同時に旺盛なる批評者でもあります。
とりわけ20世紀半ばに一般化したテレビは、広告(情報)の量と速度を加速度的に飛躍させ、というよりも、その関係を根本のところで変質させ、いちどに多くの消費者に商品という名のイメージを送り届けながら、そのイメージの好き嫌いや善し悪しに対する受け手の批評能力を、自己矛盾的に推し進めていきました。