イギリス王室ファッション
イギリス王室の方々は、公の場では、本人の趣味ではないものを着ることが多いようです。
日本の皇室のファッションの場合も、いまの皇后が、まだ皇太子だった天皇と結婚したときに「美智子さまスタイル」「ミッチースタイル」と盛んにいわれて、長い手袋、ミンクのストール、それから腰をぎゅっとしぼったシンデレラみたいな洋服がもてはやされたが、あの時期というのは、日本が戦後の貧しい時期からやっと抜け出た時期だったので、おしゃれ慣れしていない、ファッション慣れしていない当時の日本人にとっては、目がクラクラするようなすばらしいファッションだったのです。
いま考えてみても、一九五〇年代から六〇年代にかけての日本は、ドレスらしいドレスがやっとつくられるようになった時期であり、戦前には持っていた宝石も、みんな戦争中に「供出」してしまい持っている人も少なく、アクセサリーというと胸に木彫りのブローチをつけるぐらいで、本物の宝石はほとんど見ることもなかった。
その後、ふつうの人がおしゃれをすることができるようになり、パリでフランス製の洋服を買ったり、日本にいてもイギリス製の服を買えたり、フランスやイギリスやヨーロッパの品物が簡単に手に入るようになってからは、そんな皇室のファッションが人々のファッションをリードすることはほとんどなくなってしまい、皇室のファッションは、どちらかといえぽ無個性で無難が何よりになっています。
美智子様といえば、マタニティウェアにも気を使ったことで有名ですよね。